業界企業研究

業界企業研究

 まずは自分の興味がありそうな業界をみつけることから始めよう。それができたら、次はその業界に関する情報収集だ。その際に気をつけなければならないことがある。その業界の専門家になるわけではないのだから、ありとあらゆる情報を集めて情報収集した気になっていてもしかたがない。自分の行きたい業界を、より詳しく知るための情報収集である。どんな情報が必要なのかを考えながら集めよう。

 自分はこの業界しか興味がないからといって、一つの業界の情報だけをひたすら集める人がいる。それも危険だ。現代は様々な業界が融合して成り立っている仕事が増えている。関連業界や他業界を知ることにより、自分の志望業界がより鮮明に見えてくることも、十分に考えられるからだ。

 では実際に、どのようなところから業界情報を集めればよいのか。まずは、速報性と正確性の点において最も優れていると思えるのが新聞だ。企業から発信される情報や経済・社会の動きがタイムリーに掲載されているからだ。なお企業情報について最も詳しく掲載しているのは日経新聞である。

 新聞を読むことが習慣化できるようになったら、「週刊ダイヤモンド」「週刊東洋経済」「日経ビジネス」「THE21」などの経済誌も購読することをお勧めする。社会人も読んでいる雑誌のため、割と詳しく記載されている。これまた読み慣れると面白く感じられるようになる。

 業界・職種はすぐに絞れても、いざ会社となると、業界最大手から順番に受けて行き、受かった中でも大きいほうに行こう、となりがちである。しかし何を持って大きいと言うのか。資本金か、従業員数か、それとも売上高か。大企業ほど働きやすい会社である、なんてことを誰が言っただろうか。会社の規模だけで安易に選んでしまうと、後悔しかねない。

 さらによくないのが、イメージ先行の企業選びをすることである。本当にイメージのいい会社は働きやすい会社と言えるのだろうか。それ以上に、あなたの能力を遺憾なく発揮できる会社なのだろうか。そのことをよく考えたうえで、企業選びをしてほしい。

 少なくとも、一度入社したら10年は勤めたいと思っているはずだ。1年間勤めれば十分と思っているのであれば、それほど真剣に就職活動はしないだろう。もしかすると、一生勤め上げたいと思っているかもしれない。それにも関わらず、外から見たイメージだけで、自分の一生を左右しかねない会社を選んでしまっていいのだろうか。もう一度よく考え直してほしい。