ディスカッション練習

ディスカッション練習

 ディスカッションは、5~8人ぐらいの受験者がグループになって、与えられたテーマに沿って話し合うものである。司会進行役からまとめ役までをすべて受験者で分担し、約20~30分という決められた時間内に1つの共通見解を出す。

 制限時間の20~30分というのは、思っているよりも意外と短いものである。そろそろ意見もまとまってきたので発言しようかな、と思っていたら終わってしまったというようなことが結構ある。だからといって自分ばかりがべらべらとしゃべっていると「協調性のない人」というレッテルを貼られてしまう。要所要所で的を射た発言をすることが、効果的かつ好印象を与える方法である。

 的を射た発言をすることが大事である。と、口で言うのは簡単だが、実際にはどのようにすればいいのだろうか。まずは与えられたテーマからはずれないことが第一である。面接官側から「このテーマで話しなさい」と指示されているのだから、その指示を無視するような行為はご法度である。自分で勝手にテーマを変えるのも反則だ。討論が白熱していくと、知らず知らずのうちに話し合っている内容が変わってしまうことがある。そんなときに冷静になり、話を元に戻せる人ほど評価が高いと言えるだろう。

 一方ディベートは受験者が、ある1つのテーマに対して賛成派と反対派に分かれて議論し合うものである。この場合、その人の意思にかかわらず無条件で賛成派と反対派の2つに分けられるため、自分とは反対の意見を主張する側にまわされることもある。そのため与えられるテーマは、必ずしもどちらかが正しいというような正解があるものではなく、どちらとも取れるような曖昧なものが多い。

 結局は、なぜ賛成(反対)なのかを、いかに説得力のある言葉で表現できるかである。立場がどうであれ、周囲を納得させられるだけの論理的な主張が展開できればいいのである。その際に議論が白熱しても、常に冷静さを保っていることが重要な鍵を握る。その意味でもプレゼン能力が要求されるだろう。