エルエフシー 営業

エフエルシー 田代淑恵さん 東海大学卒

 今、細く長い、凸凹な山道を越えて、ようやく青く晴れた空を拝んでいます。そしてこれから、目の前に広がる海原へと出発していくことになります。時に荒波にもまれたり、方向を見失ったりすることもあるかもしれません。ですがその度に、私はきっと先生の言葉を思い出すでしょう。

「自分を素っ裸にされる」―――CTAがどんなところかと聞かれれば、私は最初にこう答えます。もちろん、変な意味ではありませんよ。しかし、それがどれだけ就職活動の上で大切なことかを、私は今、身をもって感じることができています。

 CTAの扉を開いたのは、大学3年の4月。中学の頃から「テレビ局で働きたい」と漠然とイメージを描いていたましたが、今思えばマスコミに受かるなんて程遠い、どうしようもない人間でした。CTAの中でも、稀に見る落ちこぼれだったと思います。そんな私が、最終的に企業に内定を頂けて、前を向いて歩いているのは、本当に先生との出会いがあったからこそだと思います。

 先生は最初の講義で、私達に「たくさん失敗をしろ」と仰いました。しかし、私はその「失敗」に失敗した人間でした。まずは自身のくだらないプライドを捨てるのに多くの時間を費やすこととなりました。“人前で面接の練習をするのが本当に嫌。周りが皆すごい人達に見えてくる。人にかっこ悪いところを見せたくない”―――そんな自己防衛本能の塊だった私。そんな人が就職活動においてスムーズにいくわけがなく、相当苦労させられました。

 就職活動が半ばに差しかかるにも関わらず、いつまで経っても自分に劣等感を抱きながら、人の目ばかり気にしていた日々。だんだんCTAへ行くことも億劫になり、なにかと理由をつけて休んでいました。しかし、それで状況が変わるわけでもなく―――久々に足を運んだある日、溜まりに溜まった感情が、先生の前で洪水のごとく溢れ出してきました。“悔しい、けれど自分をさらけ出すことが怖い”…今までの人生で、あれほど自分の弱さを痛感した日はありませんでした。

 今思えば、目の前で醜態を晒して泣き続ける私に「自分とはこれから何十年も付き合っていくんだよ」と、優しく投げかけてくれた先生の一言が、私をきちんと前へ向かせてくれたきっかけなのだと思います。

 当初「なぜマスコミを志望するのか?」と聞かれたときに答えてきたのは、「人に感動を与えたい」「明るい世の中を作りたい」…今思い返せばどれも他力本願で、その想いは本当だと今でも信じたいけれど、一人よがりなことしか言えませんでした。周りの環境を変えるには、自分が変わらなければいけない。誰よりも強くなければいけない―――そんな当たり前の根本の部分を忘れて“成長”ということをしてこなかった自分にようやく気付かされることとなったのです。

 CTAに入って、私が学んだこと…本当に数え切れないほどたくさんあります。しかし、私にとってそれはただのマスコミに受かるノウハウなどだけではなく(もちろんそれも多くありますが)、人生における教訓でした。先生は答えを教えることなく、私たちに“考える力”を与えてくれます。そして、目の前から逃げないこと。どれだけ企業から折られようが、壁にぶつかろうが、諦めなければ、最終的には時間はかかったとしても行き着くところへ辿り着くのだということ。それをたった一年で身をもって実感できた私は、本当に幸せ者だと思います。

 こうして最終的に私が巡り逢ったのは、創立6年目のベンチャー企業でした。いつエントリーしていたのかもすっかり忘れていたのですが、企業からダイレクトメールが届いたため、何の考えもなしに説明会へ足を運びました。しかし、話を聞く中で、その企業の社長・社員の人柄、考え方に惹かれて、「ここで働きたい」と私は直感しました。そしてその直感は見事に形となり―――春から一員となって働かせていただくことになりました。

 後日談ですが、社長は嬉しいことに、説明会時に私を一目見て、採用すると決めてくださっていたそうです。すぐに役員面接があり、特に突っ込んで聞かれることもなく、その場で内定を頂きました。本当に、人生何が起こるか分からないのです。その後、私についてどういう印象を受けたかを訊ねると、「自分の想いに共鳴し、伝わっているかというのは、その人の瞳を見れば分かる」と社長は一言、まっすぐ私を見て答えてくれました。「何をやるか」も大事だけれども、「誰とやるか」が、私にとっては大切だと感じた瞬間でした。
 
 当初やりたかった分野とは異なる企業でした。ですが、自分も立派な一員となってこの先会社を大きくし、いずれは“やりたいこと”へのチャンスを掴みたい。その自分の成長の可能性に賭けることにしました。この文面上で述べるとまた長くなってしまうので省略しますが、就職活動において自分自身と逃げずに向き合うことで、おのずと心の底からやりたいこと、伝えたいことの方向性というのが見えてきたのです。
 
 社会へ出ていく上で、全く迷いがないかといわれれば嘘になります。ですが、これからが本番。CTAに出逢えたおかげで、何があってもちょっとやそっとじゃへこたれない自信と精神力は間違いなく身につきました。広い海原へ出て、耐え抜くための荷物と船は、きちんと準備できているのではないかと思います。
 
 愛情に溢れる先生との出会い、一緒に励まし合い、切磋琢磨し合える仲間との出会い、心の底から入りたいと思えた企業との出会い―――これはきっと私にとって偶然のような必然な出来事なのだと今でも信じています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 社会へ出て活躍していくことが、支えてくれた人達への最大の恩返しだと思います。
 本当に、ありがとうございました。

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