フジテレビ アナ

フジテレビ アナウンサー 森下知哉くん 学習院大学

 大学3年の夏、OB訪問をしようと思い大学の卒業名簿を手に、キー局アナウンサーを探しました。しかし残念ながら、キー局の男性アナになった方は誰もいません。ならば僕が第一人者となって、今の自分の悔しき思いを後輩には味わせないようにしてやろうじゃないか!! 今考えれば、このときの決心が大きなバネとなったような気がします。

 「就職」を意識しだしたのは、大学に入学してまもなくのことです。僕にはアナウンサーになりたいという10年来の夢がありました。
 まずは情報収集だと思い、開始したのが大学2年生の春のことです。インターネットにより導き出された結論は、英語と漢字をマスターすること。今から思えば見当違いな結論でしたが、あのときの必死の努力が学力試験で少しは役に立ったはず。大学2年の冬には、『マスコミ就職読本』に掲載されていた就職スクールすべてに資料請求をし、気に入ったスクールに通うことにしたのです。

 もし、就職関連のスクールに通う予定でしたら、そこを選ぶ時点で就職活動は始まっています。成功するか失敗するかは、最後は本人の力によるものです。しかし、技術面・精神面でそれを支えてくれるスクールの力、そこで出逢う仲間の力もあります。ですから、できるだけ多くの情報を仕入れ、そして自分に最適と思われるスクールを選んで下さい。中には、一回説明を聞きに行っただけで通学していたことにしてしまう大手スクールもあります。要注意!!

 そして迎えた夏休み。時期は多少ズレますが、日本テレビ、TBS、フジテレビ、そして関西系列では読売テレビがアナウンスセミナー(呼称は各社により違います)を開催しました。某キー局に内定したアナウンサーの方が、このセミナーでは書類落ちだったと知り、それほどいい加減なものならば旅行にでも行った方がよいと、僕は沖縄に行きました。しかし、内々定がでるという噂や、友人が参加したなどの先を越された活動が気になってしまい、時期的に間に合った日本テレビと読売テレビに慌てて応募しました(就職活動中はさまざまな噂・憶測が流れます。しかし、自分が会社側か直接聞いた話以外は信じないで!!)。

 でも振り返れば参加してみてよかったです。セミナーとはいえ、1次審査(書類)の後に面接、カメラテスト、フリートーク、アナウンス講習会(現役アナウンサーのご指導のもとで発声練習、原稿読みの練習)など本番さながら。日本テレビは表向き終了とした後も、裏セミナー(と僕たちは呼んでいました)という形で呼び出しがかかった人たちだけで、スタジオ実習などもありました。日本テレビのそれに僕は参加できませんでしたが、読売テレビは最後まで参加させてもらいました。

 この両セミナーでは数多くの戦友たちに出逢い、大変刺激的なものでした。本気なのは自分だけではなく、これだけ多くの人間がアナウンサーを真剣に目指しているのかと思うと、有り余る時間に甘えていた自分の今までの活動を振り返ざるを得ませんでした。そして、日本テレビの裏セミナーに参加できなかった経験は、あまりに屈辱的で大きなバネとなり、讀賣テレビの結果は大きな自信につながったのです。

 ここで僕が受験したときのフジテレビアナウンサー試験の流れについて簡単に触れておきます。

1月15日 フジテレビ1次面接。その場でエントリーシートを記入後、面接というスタイル。前日のTBS落選のおかげでふっきれたのか、緊張はしたものの楽しめた。しかし、やはり1次面接は短い。実に5分!

1月17日 フジテレビ2次選考。スタジオにてカメラテストと質疑応答。自己PRが30秒で、と予想の半分で多少慌てたが、軸は固めていたのでその場で落ち着いて作り直す。

1月18日 フジテレビ3次選考(19日とセット)。健康診断や学力試験、作文、スタジオ潜入リポートなど。緊張はしたが、ありのままの自分で試験に臨むことができたような気がする。TBSのことを思うと本当にリラックスき、やりすぎなくらい素の自分を出してしまったようなノノ久々に電話連絡の無い日だったので、安心して熟睡。

1月19日 フジテレビ3次選考2日目。スタジオで前日の作文の発表、ディベートの後、局長面接(8対1)。ディベートをご覧になっていたらしく、「君は仕切りたがり屋?」「その笑顔は営業向きじゃないの?」と多少厳しい質問が飛び交うが、平静を装い自然に会話(できたハズ)。やはり、多少はリラックスできていたのかなあ? 夜、無事通過の連絡。「勝って兜の緒を締めよ!!」と自分に言い聞かせる。

1月20日 最終面接。12対1。午後からの面接だったので、12月中旬に出逢ったOBの方にお昼をご一緒していただく。同期のアナウンサーの方を紹介して、激励してくださった。こんなに嬉しかったことはなかった。そして、10年間の全ての想いを胸に、いざ役員室へ。すがすがしい面接だった。「これで落ちるのならば構わないさ」とちょっぴり強がりながら、ライトアップされたお台場をあとにした。

 就職活動には実に様々な形があると思います。スクールに通ったり、徹底的にOB訪問をしたり、逆に何ら準備をせず自然に臨んだり.........いずれにせよ、自分に最も適した方法を早い時期に見つけることが大事かと思います。ちなみに僕の就職活動は、いかなる逆境に立たされようとも、今まで生きてきた20年間を信じることから始まりました。

 がんばってください。ただ、息抜きも大切だということを忘れないでください。そして、一瞬一瞬の出会いを大事にしてください。ともに働ける日を楽しみにしています。

powered by Quick Homepage Maker 4.91
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional