NHK 制作

NHK 制作 中島貴子さん 東京女子大学卒

 
 私がマスコミ就職を考え始めたのは大学2年生の9月頃でした。ちょうど大学の授業が専門課程に入って自分の将来像を真剣に考え始めた頃だと思います。当時はサークル活動に没頭していて、仲間と練習→おしゃべり→飲みを繰り返す毎日。それは、それで楽しかったのですが、将来のことや興味のあること、やりたいことなどを熱く語り合うことはできない雰囲気で、物足りなさを感じつつありました。3年生になってCTAの門戸を叩いたのにはマスコミ就職に向けて自分を鍛えてもらいたいという思いに加えて、語り合い励まし合える仲間が欲しかったという思いも強くありました。

 結果的に、この2つの願いは、どちらも120%叶えてもらえました。
まず「自分を鍛えてもらう」という面では、マスコミに抱いていた華やかなイメージを見事に崩されました。最初のうちは「なんで今からマスコミを目指す子たちに、こんな辛くて苦しい面ばかりアピールされるんだろう」と思って一度は逃げに走りたくなりました。けれど、辛く苦しく大変な面も充分に知った上で、それでも働きたい!と思えるようになった3年生の秋ごろから精神的に強くなり、この揺るぎない思いが自分を支え続けてくれたんだと思います。今では、最初にあれだけたくさん話を聞かせてもらえたことに、すごく感謝しています。

 もうひとつは、先を見据えて考える視点を身につけることができました。受験勉強型の目標設定に慣れてきたせいか、短期スパンでは目標が立てられても、長期スパンになると煮詰まってしまっていました。そのせいで、エントリーシートによくあった「5年後の自分」「10年後の自分」を、なかなかうまく表現できませんでした。何度も書き直しを命じられ、すごく悩みましたが、悩み通したお陰で、今も自分の未来像が描けています。「ここ、おかしいよ」「なんでこう思うの」と深くつっこんでもらえたことで納得のいくエントリーシートが書け、面接にも少し余裕をもって臨めるという、いい流れができたような気がします。

 次に「語り合い励ましあえる仲間」もたくさん作ることができました。最初、入会したときには同期の仲間のキャラの濃さや、これまでの経験の豊富さ、興味関心の幅などに圧倒され、自分がちっぽけで薄っぺらく思えたのをよく覚えています。作文を読みあったり自己PRを発表しあったりする中で、それぞれのキャラに加えて成長ぶりがわかるのも、いい刺激になりました。考えてみれば普段の生活で自分の体験からくる想いや人間性を文章にしてぶつけ合う機会ってないですよね。自分の喜びも悲しみも苦しみも悩みも全部丸裸にしてぶつけられる空間でした。あれだけ本音をぶつけあって語った仲なので、同期と再開するとおばちゃんのように話し続けます。みんな個性がありつつも似ている部分もあるので、何でも話せるし分かり合えるのが、とても嬉しいです。

 後半の志望業界別クラスは、最初のクラスにも増してエキサイティングなクラスでした。マスコミ志望者の集まりだけあって、みんな勢いがあって物怖じしない!! 私は小心者でビビリ屋なので、最初はまたくじけそうになりました。でも、みんなにパワーを分けてもらいグーンと成長した気がします。特に「六本木ヒルズ突撃OB訪問」は独りでは絶対になしえなかった業でした。それまでは「やってみたい、でも・・・」と躊躇することのほうが多かったのに、「やれば、こんなに楽しいんだ」ということに気づいたお陰で、果敢にいろんなところへ足を運べるようになりました。

 この行動に加えて1月からの「取材作文」の宿題のお陰で、かなり経験の幅を広げられたように思います。2月は、たてつづけにテレビに落ち、一般企業で内定が出始める。と、どうしても周りと自分を比べてしまい、落ち込むこともたくさんありました。この時期に、記者クラスの仲間とは一番支えあえた気がします。時事対策の小テストを作りあったり、カフェに篭って必死に筆記試験対策をしたり。ともに頑張れる仲間がいて本当によかったです。

 こうして内定をもらえて、自分のことのように喜んでくれる人がたくさんいたことも嬉しかったです。だからこそ自分が受かって終わりではなく、みんなが内定するまで出来る範囲で支えてあげたいと思えました。と言っても大したことはできませんでしたが、特に秋季クラスの仲間には春の経験を生かして情報やアドバイスを伝えてあげられたので、少しは力になれたようで嬉しかったです。内定報告を受けたときは、自分のことのように喜びました。

 CTAに来なくても、もしかしたら運だけで内定をもらうことはできたかもしれません。でも入社後すぐに辞めてしまっていたと思います。辛く苦しい部分が9割を占めても、やりたい1割の仕事のために頑張る。自分のやりたいことや将来像を明確にできたこの1年分の経験が、入社後に生きてくるように感じます。さらに入社後に辛いことがあっても相談できる仲間、自分と同じように頑張っているんだと思える仲間がいることも大きな大きな支えです。ここで得た横のつながりを大切に、本当の夢を叶えるために頑張っていきます。

 「頑張ることや素を曝け出すことがカッコ悪い」と思われがちな世の中で、これだけひたむきで熱い仲間と出会える空間、一人ひとりを成長させてもらえる空間になっているCTAは、私にとって本当に貴重な場所でした。そして休みを返上して生徒の相談に乗り、いつ訪れても温かく迎え入れてくれる先生には、とても助けられました。癒しを求めてふらっと遊びに行ったときには、これからも温かく迎えてください。田舎(支局)の手土産を持っていきますね。

 これからもCTAというステキな場所が存在し続けることを願っていますが、特に年明けから4月末にかけては徹夜のエントリーシート作成に連日つきあってくださる先生の体調が心配です。身体に気をつけて、お仕事頑張ってくださいね。これからも、よろしくお願いします。